葺き替え工事とは、屋根材だけでなく防水紙（ルーフィング）・傷んだ野地板といった下地も新しいものへと交換する工事のことです。
屋根の劣化状態や雨漏りの被害状況に応じて部分的な葺き替えを行うのか、全体的に行うのかは変わりますが「屋根自体を新しいものへと生まれ変わらせる」ということで言えば根本的な屋根のお悩みを解決するための効果的な手段の一つです。

●家の寿命が伸びる
葺き替え工事は屋根材だけでなく下地まですべて新しく取り替えます。
そのため防水性・耐風性など屋根本来の耐久性が蘇り、家そのものの寿命を延ばすことができます。
●耐震性の向上させる
新しい屋根材を今よりも軽い素材にすることで家の重心が下がり、耐震性を向上させることができます。

天井に雨漏り跡などがみつかる場合には、屋根材の下にある防水シートまで水が染み込み、下地まで到達していることになりますので、ほとんどの場合は葺き替え工事でなければ対応は難しいです。
ヒビ割れ、棟板金の浮き、塗膜の剥がれなどの症状が出ており、複数箇所に劣化が広がっているような場合も葺き替えを検討しましょう。